「知育」「体育」「徳育」「食育」を根っことしたバランスのよい愛情に満ちた教育・育育を行う
知~Chi~
乳幼児期に必要なことは、様々なことを主体的に経験することです。
経験という刺激を受けて、 脳はよりよい発達を遂げるのです。
子どもの発育発達の過程は、 一人ひとり違いますが、そのプロセスはほぼ同じです。
人間の脳は、3歳までと、4,5~7歳頃までに急速に発達し、10歳頃までに95%完成すると言われています。
乳幼児期にどのような環境で、どのように育てられたかによって、その後の生き方が左右されると言うこともできます。
園では毎日の教育・育育活動や、 四季折々の行事等を通して子どもの「知」を育てます。


体~Tai~
子どもは誰も、小さな体と頭の中に「生きる力」を秘めています。
園庭で遊びこみ、運動あそびで積極的に体を動かすことで体と心のバランスが育たれ、健全な発育を促しています。
運動あそびは子どもの運動能力を伸ばすだけでなく、体を刺激することで脳の働きを活性化させ、集中力や協調性を身につけることができます。
マット運動、跳び箱、鉄棒、縄跳びなど年齢に合わせ、工夫を凝らした運動あそびを継続することで子どもの「体」を育てます。
徳~Toku~
園では集団活動で多くのことを身につけます。
ただ、この集団活動とは「仲間がいるという」 意味を持っています。
上の年齢の子が下の子に優しく接したり、お世話をしてあげたり、「できた子」、「できなかった子」がいても、できた子はできなかった子に教えてあげたり、逆にできなかった子はできる子に素直に聞いたりしています。
子どもたち同士の活動は社会生活そのものです。
仲間がいることで、 刺激になる、 頼りになる、 我慢することも覚えます。
「優しさ」や「思いやり」といった人として生きていくために必要な「徳」を育てていきます。


食~Shoku~
「食」は生きていく上でなくてはならないもの。
当然安全安心なものでなければなりません。
生まれてすぐにお母さんの母乳から始まり、離乳食という特別な形の食を運んでもらうというサポートを受け、自分の体を考えながら食物を選んでいくようになります。
発達年齢、栄養バランスを考えた体に良いものを口に運ぶことはもちろん、 子どもたちに「食」 に興味を持ってもらうことが大切です。
野菜を育てることや、 仲間と一緒に、 楽しくおいしい給食やおやつを食べていく中で「食」に関する興味や意欲を高めています。
日課を大切にし、家庭的な温かい雰囲気の中でひとりひとりと丁寧にかかわり「自ら育つ力」を育む
「子どもたちが見通しをもって毎日を過ごしていけるように、毎日の生活リズムを大切にして日課を定めています。
今何をするときか、これから何をするのか見通しをもつことで情緒の安定を与え、先生が指示するのではなく、自ら行動することができるようになります。
0歳児からゆっくりと丁寧にかかわり、食事のときには、一人の子どもに対して一人の先生が「だっこ食べ」で食事を行い、丁寧にかかわる時間を大切にしています。
発達の特性に合わせた室内玩具にもこだわり、 ヨーロッパの玩具を中心に子どもたちの遊びが深まる良質な玩具を各クラスに配置しています。
令和6年度より月刊絵本の毎日読みを取り入れています。
子どもたちの年齢や興味関心に沿った良質な絵本を毎日繰り返し読むことで、子どもたちの中に絵本の世界観が広がり、深く考える力が養われ
ます。
そのため、絵本の世界から広がった、玩具で作ったものや製作物がクラスのお部屋や廊下にたくさん見られるようになりました。
ひとりひとりと丁寧にかかわることで、子どもたち自身も情緒が安定し、遊びを通じてたくさんの成功体験を感じることで自分に自信がもてるようになり、「自ら育つ力」、つまり、自立に向かって成長していきます。
地域の子育て支援の拠点として皆が安心して過ごせる子育て環境を整え社会福祉に貢献する
全国八幡神宮の総本宮にもあたる宇佐神宮に見守られ、周囲は山や川、田や畑に囲まれ自然豊かな地に園舎があります。
地域の子育てを支え、地域の社会福祉に貢献していける存在でありたい。
そんな想いをもって、地域の皆様が安心して過ごせる子育て環境を整えています。
宇佐こども園には地域子育て支援拠点「親子ひろば 子うさ木」を施設内に併設しています。
妊娠期から子育て家庭を支えていけるように妊婦さんやご夫婦が来園していただけるような取り組みも行っています。
出産後も子ども間のつながり、大人間のつながり、家庭間のつながりが生まれるように講座や交流活動を行いながら、地域の子育て家庭が気軽に通っていただけるような場所にしています。
子どもたちは家庭で育っていくものですが、家庭だけでなく、地域とつながりを持って、地域の中で育っていけるように、園が中心となって人と人をつなぐ子育てが理想的だと考えています。